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新型出生前診断(NIPT)を受けれる週数は?何週まで受けることができるの?

  • 新型出生前診断(NIPT)はいつから受けれる?
  • 新型出生前診断(NIPT)はいつまで受けれる?

 

この記事では、「新型出生前診断(NIPT)」を受ける時期について考えていきます。

 

小児集中治療室に勤務する看護師のぴっぴ✿︎(@shinkan0607) です。

 

新型出生前診断(NIPT)とは、お母さんの血液を検査することで赤ちゃんの遺伝子疾患のリスクを調べることができるスクリーニング検査です。

 

 

本記事では、新型出生前診断(NIPT)を受ける時期について説明します。

 

この記事を読んでほしい方

  • 新型出生前診断を受ける時期が知りたい

 

新型出生前診断(NIPT)は何週目から可能?

新型出生前診断(NIPT)は、妊婦さんの血液中の含まれる赤ちゃんのDNA断片を分析して赤ちゃんの染色体疾患を調べる検査です。

 

日本では一般的に

妊娠10週0日以降

 

から受けることができます。

※ 病院によって妊娠9週〜可能なところもあります

 

妊娠何週だとダメなの?

新型出生前診断(NIPT)を行うには、母体血(お母さんの血液)のDNA量が関係します。

10週よりも前では、血液中に含まれる赤ちゃんのDNA量が十分でなく測定することができません。

 

新型出生前診断(NIPT)は何週目まで受けれる?

NIPTは妊娠10週〜受けることができ、妊娠22週までの検査が推奨されています。

それ以降もいつでも検査を受けることは可能です。

 

しかしながら新型出生前診断(NIPT)を検討される方の中には、人工妊娠中絶を選択肢として視野に入れて相談されている方もいるかもしれません。

 

新型出生前診断(NIPT)は、スクリーニング検査の位置付けで、確定診断ではありません。

 

新型出生前診断(NIPT)の結果が【陽性】だった場合、その後確定診断のための羊水検査が必要となるケースも場合もあります。

 

そのような場合を考えると新型出生前診断(NIPT)を受ける時期は、妊娠10週〜16週で受けることがおすすめです。

参考:NIPTコンソーシアム

 

海外では新型出生前診断(NIPT)を何週目から受けれるの?

海外諸国でも新型出生前診断(NIPT)を受ける時期は、10週以降となっていることが多いです。

受けれる週数が設定されている国では、18~20週までとされています。

>> 海外との新型出生前診断(NIPT)比較はこちら

 

 

新型出生前診断(NIPT)を受けれる週数が推奨されているのはなぜ?

新型出生前診断(NIPT)は、適切な時期に受ける必要があります。

「何週まででも大丈夫です」と制限を設けていない病院もありますが、結果を踏まえてどのようにしていきたいのかをご家族で考えておく必要があります。

その理由は、

  1. 結果が陽性の場合、確定診断が必要
  2. 確定診断の結果がわかるまでにある程度の日数が必要
  3. 人工妊娠中絶には期限がある

これらについて詳しく説明していきます。

 

結果が陽性の場合、確定診断が必要

新型出生前診断(NIPT)は、あくまでスクリーニング検査で非確定診断になります。

新型出生前診断(NIPT)で【陽性】という結果が出た場合は、確定診断を行うために絨毛検査または羊水検査を受けなければいけません。

 

絨毛検査(11~14週)

絨毛(じゅうもう)は、将来的に胎盤となる部分のことです。

絨毛検査は妊婦さんのお腹に針を刺して、絨毛細胞を採取して染色体の以上がないか調べる検査です。

 

検体を採取してから結果が出るまで2~3週間ほどかかります。

 

 

羊水検査(15~16週以降)

羊水検査は、妊婦さんのお腹に針を刺して羊水を採取し、赤ちゃん由来の細胞を培養して染色体異常がないか調べる検査です。

検体を採取してから結果が出るまで2~3週間ほどかかります。

 

確定診断の結果がわかるまでにある程度の日数が必要

確定診断である絨毛検査または羊水検査を行ってから結果が来るまでに

 

おおよそ2~3週間かかる

 

確定診断後に人工妊娠中絶を考えているケースでは、注意が必要です。

 

人工妊娠中絶には期限がある

人工妊娠中絶手術は母体保護法が適応される場合で、今回の妊娠を中断しなければならないときに行う手術です。人工妊娠中絶手術が受けられるのは妊娠22週未満(21週6日)までですが、妊娠初期(12週未満)と、それ以降とでは手術方法が異なります。

日本産婦人科医会より引用

 

人工妊娠中絶は、妊娠22週未満(21週6日)までしか認められていません。

妊娠12~22週未満で行う人工妊娠中絶は、子宮収縮剤で人工的に陣痛を起こし流産させる方法になります。

そのため母体への負担もあるため、数日の入院が必要になってきます。

また妊娠12週以後の中絶手術を受けた場合は、役所に死産届けを提出する必要があります。

 

 

新型出生前診断(NIPT)を受けることで得られること

新型出生前診断(NIPT)を受けることでお子さんの

21トリソミー(ダウン症候群)、18トリソミー、13トリソミーについての確率(陽性、陰性、判定保留)

を知ることができます。

注意しなければいけないのは、新型出生前診断(NIPT)はあくまで非確定診断だということです。

 

また出生前診断で得られた結果が望まない結果であった際のことを十分に考えておく必要があります。

 

結果を知って備えることもできる

新型出生前診断(NIPT)や出生前診断の結果が望まない結果であっても、検査することのメリットもあります。

その結果を家族で受け止めて、向き合っていく時間や出産やその後の生活、育児に備えて心の準備をする時間を作ることもできます。

大事なことは、「結果」ではなく「結果を踏まえてどのように考えていくのか」ということですね。

 

 

安心して新型出生前診断(NIPT)を受診するためには病院選びが大切

新型出生前診断(NIPT)を受けることを検討されている方は、どの病院が良いのか悩みますよね。

病院選びのポイントは、あなたのニーズにあった病院であるかということです。

  • 認定施設で新型出生前診断(NIPT)を受けれるのか
  • 新型出生前診断(NIPT)の結果ができるだけ早い方が良い
  • サポートが手厚い方が良いできるだけ
  • 価格を抑えて新型出生前診断(NIPT)の検査をしたい

 

新型出生前診断(NIPT)を検討されている方は、はやめに病院選びを始めることをおすすめします。

 

 

参考文献

三浦規雅(2018)『重症小児患者ケア ガイドブック』道又元裕,総合医学社
道又元裕(2014)『新 人工呼吸ケアのすべてがわかる本』照林社
渡辺嘉之(2017)『重症患者ケア』総合医学社
日本集中治療医学会.“人工呼吸器離脱に関する3学会合同プロトコル公開”https://www.jsicm.org/publication/kokyuki_ridatsu1503.html(参照2021-01-27)
看護roo!.“小児の人工呼吸器中の特徴と観察点は?”.https://www.kango-roo.com/learning/4601/(参照2021-01-27)

※ 本記事は、参考文献を元に執筆しております。

  • この記事を書いた人

ぴっぴ ✿︎

現役看護師 / 小児科 / 小児集中治療 / PALS資格所有 看護師として5年以上の経験を積んだ中堅看護師です。 お父さん、お母さんをそっとサポートできるような記事を書いています。 看護師向けに必要な知識も発信中。

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